テレワークや在宅勤務が常態化する現代社会において業務を円滑に遂行する上で必要不可欠なプロジェクト管理ツールが注目を集めています。プロジェクトを構成するメンバーの状態や仕事の進捗を統合管理し、関係者間でのコミュニケーションを測りながら仕事を進めるためにはプロジェクト管理ツールが欠かせません。本記事では、クラウドで実現可能なプロジェクト管理ツールを特徴とともにご紹介させていただきます。
プロジェクト管理ツール13選
1.Asana(https://asana.com/ja)
AsanaはFacebookの創業者、ダスティン・モスコヴィッツ(マーク・ザッカーバーグとは大学時代のルームメイト)が立ち上げたプロジェクト管理ツールです。Faecbookの最高技術責任者としてプロジェクトに従事していた彼は、仕事の範囲、責任、進捗の確認、プロジェクト間の調整、各種ツールでのやり取りなど「仕事のための仕事」が60%を占めていることに気づき、Asanaを開発します。
Asanaはそうした「仕事のための仕事」を徹底的に排除し、チームの生産性を飛躍させることを目的としてツールです。海外ではFacebookやGoogleを始めとした有名企業、国内ではANAやRICOHなども採用しています。
全体のスケジュールをダイナミックに管理することも、個々人のタスクを細かく管理して作業負担を可視化することも可能で、さらにSlackやMicrosoft Teams、メールなどのツール連携や専用のモバイルアプリによってプロジェクト管理環境を提供します。(参考:Asanaのプロジェクト管理)
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2.Brabio!(https://brabio.jp/)
「5人までならずっと無料」というガントチャートに特化したプロジェクト管理ツールです。もちろんガントチャートだけではありません。タスク同士のリンクやマイルストーンの設定、プロジェクトを横断的に確認する、エクセルファイルやCSVファイルへの対応、閲覧記録やファイルダウンロード記録、呟きによるイノベーション促進などなど、プロジェクト管理に欠かせない機能がシンプルにまとまっています。
3.Brushup(https://www.brushup.net/)
クリエイティブ系チームに向けられたプロジェクト管理ツールです。直感的な操作で制作物のレビューやフィードバックが行え、デザインへの直接書き込みも可能です。チーム内でのレビュー・フィードバック・改善をスピーディに実施することで、制作活動期間の短縮も見込めます。
チームのやり取りではチェットも利用でき、制作物はWeb上で確認できるため作業効率もアップします。制作過程に期限を設け、タスクとスケジュールを細かく管理することも可能です。
4.InnoPM(https://www.innopm.com/)
Googleカレンダーなど既存のスケジュール管理ツールと連携し、ドラッグ&ドロップによる簡単な操作でスケジュールやタスク管理が実行できます。さらに、勤怠管理機能との連動により、チームの出退勤情報を整理できます。簡易的ですがレポート機能も備わっているため、プロジェクト分析も可能です。
5.Jira(https://www.atlassian.com/ja/software/jira)
ソフトウェア開発の現場に特化したプロジェクト管理ツールです。クラウドでは無いものの、計画・実行・評価・改善といったPDCAを確実に回すための機能が備わっています。プロジェクト全体の進捗をダッシュボードで確認したり、ワークフローを構築することもできます。
6.Jooto(https://www.jooto.com/)
カンバン方式によるタスク管理を行い、ドラッグ&ドロップの簡単操作で利用できるプロジェクト管理ツールです。ITリテラシーに自信がないユーザーでも直感的に操作できることから、社内でのITリテラシーに大きな差がある時に効果を発揮するでしょう。Googleカレンダー、Slack、Chatworkとの外部連携機能も備えています。
7.Microsoft Teams(https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software)
どちらかというとコラボレーションツールとしての側面が強いのがMicrosoft Teamsです。Microsoft 365にて提供されており、AsanaやPlannerなどのプロジェクト管理ツールの機能を統合することで、チームのコラボレーションを加速します。
8.My Redmine(https://hosting.redmine.jp/)
オープンソースで提供されているプロジェクト管理ソフトウェアのRedmineを、クラウド対応サービスとして提供しているプロジェクト管理ツールです。同じくオープンソースのバージョン管理ソフトウェア、Subversionも統合されているため、プロジェクト管理に加えてバージョン管理まで行えます。
9. Stock(https://www.stock-app.info/)
シンプルにチーム内の情報共有が可能であり、情報共有の際に感じていたストレスを軽減できるプロジェクト管理ツールです。ツール上に保管したファイルはわざわざダウンロードすることなくプレビュー表示が可能で、Slackとの連携によってチャット機能も搭載できます。
10.Taskworld(https://taskworld.com/ja/)
タスクごとに期限や担当者、フォロワーなどの情報を設定し、さらに細かい要素をチェックリストとして管理できるプロジェクト管理ツールです。ファイルのアップロードやタスク設定は直感操作で行えます。ダッシュボード機能により傾向分析を通じてプロジェクトの進捗を把握できるのもポイントです。
11.Time Krei(https://timekrei.tenda.co.jp/)
プロジェクト管理ツール及びグループウェアを統合しています。メンバーのスケジュールを多角的に把握でき、日時ごとに各メンバーがどこで何をしているのかが一目瞭然です。会議の設定やトラブル発生時のリカバリー作業なども、一人ひとりの予定を確認せずともダイレクトに設定することが可能となります。
12.Trello(https://trello.com/)
プロジェクトチームで1枚のホワイトボードを共有、タスクを書き出したカードをプロジェクトの進捗に合わせて移動させるような感覚で利用できるプロジェクト管理ツールです。タスクの進捗度合いを視覚的に把握できるため、チーム全員が一様にプロジェクトを確認できます。チェックリストの作成、コメント機能など必要な情報を集約する機能も備わっています。
13.Wrike(https://www.wrike.com/ja/)
マーケティング、クリエイティブ、商品開発、ビジネスオペレーションなど複数の部門を跨いだプロジェクト管理が可能です。SalesforceやMicrosoftなど既に導入しているツールとの統合も可能であり、個別にカスタマイズされた環境を構築できます。
こちらの「プロジェクト管理ツールとは?その基本的な機能を解説」もぜひご覧ください。
最適なプロジェクト管理ツールを選ぶ
いかがでしょうか?プロジェクト管理ツールと言っても製品ごとの特徴は異なり、企業ごとに何が最適かも異なります。まずは各製品の機能に着目し、比較し、できれば無料トライアルなどを利用して実際の使用感を確かめてみましょう。
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