これまで、進捗管理ツールをほとんどといっていいくらい、使ってこなかった方は絶対、使いこなされたほうが良いでしょう。
そこで今回この記事では、進捗管理ツールを導入しようと検討中、お探しのビジネスパーソンに向け
・ビジネスチャットツール
・メモアプリ
も含め10の進捗管理ツールを厳選し、価格を徹底比較します。
まずは下表にて運営会社、最安価格、無料プランの有無をまとめましたので、ご参照願います。各ツールの詳細は表以下、読み進めていただけますと幸いです。
進捗管理ツール徹底比較表
サービス名 |
運営会社(海外は国名併記) |
最安価格 無料プランの有無 |
Chatwork |
Chatwork |
600円 |
サイボウズOffice |
サイボウズ |
500円 |
Dooray! |
NHN(韓国) |
1000円 |
Evernote |
Evernote(アメリカ) |
600円 |
Googlekeep |
|
完全無料 |
Jicoo |
ジクー |
980円 |
Monday.com |
Monday.com(アメリカ) |
10ドル |
muuv |
ジースヌーズ |
β版完全無料 |
Questetra BPM Suite |
クエステトラ |
1200円 |
Slack |
Slack(アメリカ) |
960円 |
進捗管理ツール10選、一挙ご紹介
1.Chatwork
進捗管理の前提にある信頼関係の構築を実現できるのがビジネスチャットと考えていますので、進捗そのものを管理するわけではありませんがChatworkも有効なツールとして選びました。
サービス同名のChatwork(東京都)が運営しているビジネスチャットツールです。個対個のビジネスチャットが基本ですが、自分だけが閲覧できるマイチャット、関係者と情報共有できるグループチャット機能もあります。
概要欄、タスク欄もうまく活用し、全員がタイムラインに「開始」「対応中」「終了」といったステータスを逐一、報告し合える関係性、文化が構築できれば進捗管理も円滑に行えるでしょう。
フリープランのほか、ビジネスが1ユーザー月額600円、管理機能を強化したエンタープライズが1ユーザー月額960円で、ともに年間契約は安くなります。ビジネス、エンタープライズともに複数人でのビデオ通話ができ1カ月無料で試せます。
登録にはメールアドレスが必要です。
2.サイボウズOffice
https://office.cybozu.co.jp/lp/groupware/
サービス名からわかるようにサイボウズ(東京都)が提供している中小企業向けグループウェアで、モバイルアクセスできるのが大きな特長です。
スケジュール、メッセージ、掲示板といった機能があり、タスクごとの責任者、担当者はもちろん、進捗状況や作業期間をガントチャートで確認できます。
5ユーザーから利用でき、月額1ユーザー500円となっていますが、メールアドレスがあれば30日間無料で試せます。
3.Dooray!
ハンゲームで有名なNHN(韓国)が運営する進捗管理もできる協業ツールがDooray!(ドゥレイ)です。日本法人(NHN JAPAN、東京都)もあり、安心して利用できます。
タスク追跡や整理が可能で、プロジェクト+テレビ会議+メッセンジャー+ドライブ+ウィキ+カレンダーというBusinessプランを提供しています。
カンバン表示、タグ、アラート、バーンダウンチャートを駆使し、進捗見える化を実現できるツールで細かい権限設定もでき他部署、社外メンバーを必要に応じ招待できます。
料金プランはユーザー数によって異なり、10ユーザーまで1000円、11~15ユーザーが10000円、16~25ユーザーが15000円など(いずれも月額プラン、年間プランは若干お得)となっています。他のプランなどは公式サイトにて確認いただきたいです。
ちなみにメッセンジャーだけなら無料で使えます。また30日間のトライアルも設けられており、スタートさせるには企業名、氏名、メールアドレスなどを入力し送信します。
4.Evernote
メモアプリで、ガチガチの管理ツールではありませんが、Evernoteも有効です。
サービス同名のEvernote(アメリカ、日本にも拠点)が提供しており、表や区切り、添付ファイル、写真を挿入できますので、プロジェクト関連情報をひとつのノートにまとめられ、他のユーザーと共有することもできます。
またノート左下にリマインダーを設定できるベルのマークがありますので、機能を活用することで予定日時にプロジェクトやタスクを、計画どおり実行できます。
ベーシックは無料で、プレミアムは月額600円、ビジネスは1ユーザー月額1100円となっています。プレミアム、ビジネスはともに14 日間無料のトライアルが用意されています。
5.Google Keep
もっともカンタンに、よりシンプルに、個人的に進捗を管理できるツールがGoogle提供のKeepです。
画像を見ていただければわかるようにカード形式で表示でき、メモにプロジェクトもしくはタスクを入力したうえで細かく進捗、ステータスを記していけば、進捗管理が可能です。
無料で利用できるうえ、Googleアカウントをお持ちならスグにスタートできます。
6.Jicoo
プロジェクトメンバーの顔がなかなか見えないリモート環境、そんなリモートワーカーのために提供されているのが、ジクー(東京都)のチームコラボレーションプラットフォームJicooです。
カレンダー、タスク、日程調整、自動リマインドのほかタイムライン、レポート機能が備わっており、進捗も管理できます。
ユーザー2人までならFreeが利用でき、3人以上での活用ならユーザー上限なしのStartup及びProが用意されています。Startupが1ユーザーあたり月額980円、Proが1ユーザーあたり月額1320円です。
メールアドレスでアカウント登録することで、利用開始できます。
7.Monday.com
サービス同名のMonday.com(アメリカ)が運営するチームマネジメントツールです。情報を地図、カレンダー、カンバンなどに反映してくれるほか、
・計画
・イベント
・セールスライン
などもビジュアルで把握でき、「状況」カラムを追加すれば進捗も確認できます。
料金プランは、ベーシックが10ドル、スタンダードが12ドル、プロが20ドル、エンタープライズが問い合わせとなっています(いずれも1シート月額)。なお14日間の無料トライアルが用意されています。その際はクレジットカード情報も提供不要です。
8.muuv
ジースヌーズ(愛知県)が展開するカンタンに日、週のタスクやスケジュールを管理できるツールがmuuv(ムーブ)です。業務開始チェックイン機能などがありチームメンバー各自の最新状況や進捗、負荷、コンディションなどがわかります。
現在はβ版を無料で利用できるとしており会社名、名前、メールアドレスなどの情報を入力して、申し込めます。その後アカウント新規登録ページのURLがメールで送られてくるようです。
9.Questetra BPM Suite
クエステトラ(京都府)が運営するクラウド型業務プロセス管理システムです。
Questetra BPM Suiteには進捗モニタリング機能があり、個別案件の進捗はもちろん、ヒートマップによる滞留状況の確認が可能です。
価格は1ユーザーあたり、月額となりますがBasicが1200円、Advancedが3000円、Professionalが4800円です。
10.Slack
サービス同名のSlack(アメリカ)が提供している個人、チームのタスクをひとつのプラットフォームで管理、プロジェクトの進捗状況を全員で共有できるビジネスチャットツールです。
Slackの特長のひとつに連携可能ソフトウェアが充実していることが挙げられ、このサイトで紹介しているプロジェクト管理ツールのAsanaやTrelloとも一緒に活用できます。
プランはフリーのほか、スタンダード960円、プラス1800円、Enterprise Gridはお問い合わせとなっています(1ユーザーあたり月額)。Slackはメールアドレスがあればスグに使用開始できます。
まとめ
さまざまな形態の進捗管理ツールがありますが、まず使いやすいツールを活用することが、進捗管理を頓挫させない秘訣です。試せるものは極力利用し、使いやすいものをぜひ、発見いただければと思います。
※上記価格はすべて2021年4月16日に各サイトにアクセスし、表示されていた額を抜粋したものです。現在の価格、税につきましても別途、ご確認いただけますと幸いです。
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